つくば一号作戦 後編2015-04-24(Fri)

正午前。

まだ帰ってきていない機体がいることを願って、着陸側の北門付近に到着。


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基地の方からなにやらメガホンで怒鳴り声が聞こえてくる。 訓練うるさいしなぁ...と思いきや。

「イーッチ! ニーッ! サーーーンッッ」

あれ?

隣の上司が

 「ああ、これね。 腕立てしてるんだよ。 きっと救難団のメディクかな」

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これが、海保でも出動できない過酷な海難現場に投入される航空救難の切り札
航空自衛隊航空救難団

  「救いの翼-RESCUE WINGS」

の日常なのか。なるほど。

  「ゴジューハチッ!ゴジューキュー!」

カウントは果てしなく続いていく...


過酷な訓練に思いを馳せているのもつかの間、周りのカメラマンたちが一斉に望遠レンズを空に向け始める。

遠くの空に黒い影が旋回してこちらにゆっくり向かってくるのが見える。


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最後のチャンスに姿を現したのは、この日初めて会うファントムの迷彩仕様。

  R F - 4 J 改

F-4Jを偵察用に改良したファントムの最終進化型。

なんといっても迷彩の戦闘機というのはかなりレアで、野性的でカッコイイ。

距離が近すぎるのでわざと離れないとオナカしか撮れなくなるという贅沢なシチュエーション。


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パイロットの顔まで分かる。上司によると操縦席の下に書いてあるのは機付長の名前。

パイロットはどの機体に乗るかは日によって変わるが、整備士はその子の面倒を専門で見るらしい。


機付長はつまりその機の育ての親。 ネームは整備不良は絶対に許されないエンジニアたちの責任とプライドの証。

機体に命を預けるのは、整備士も同じ。

一旦上がったらパイロットはもう機付長を信じ切るしかないのだから。





最後の機体が地上に降り立つ。

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ファントムのエンジン音が止むと、あたりは時折小鳥のさえずりが聞こえるのどかな畑の風景に戻った。

基地の午前のタームが終了したようだ。



夕方の予定のために現場を離脱する。

フロントガラス越しにそびえる筑波山を眺めながら、新年度バラバラになる三人でいい時間を過ごせたことを感謝した。




2015年3月 航空自衛隊 百里基地







Comments(2) | 未分類

Comment

おつです!
いや~いい写真ですね~。

これだけ望遠なのに、ガリピンできてますね!!
これだけ寄れると、個人的には「DANGER」とか「INTAKE」とかの表示に萌えるワタクシでございます(笑)

2015-04-27 22:56 | URL | ガオガオ [ 編集]

ガオガオさん

コメあざうっす!
もうね、レンズサマサマですよ。^ ^
どんだけ望遠かわかるのは流石ですね〜 35mm換算で900mmくらいでがんす。
んで、肉食系ヒコーキはすばしっこくて、逃げられてばかりでしたっ 押忍!

2015-04-28 14:27 | URL | Jun [ 編集]

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